今日は以前から読もうと思っていて、ずっと読まずにいたら、十数年経ってしまったこちらの本になります。
言わずとしれた元サッカー日本代表キャプテン、長谷部誠さんの本になります。
サッカーが好きだったこともあり、サッカー監督の本などはよく読んでいたんですが、選手の本はなかなか読まなかったというのもあり、今回読んでみました。
環境を整備する
読んでいて一番感じたのは、試合に出て最高のパフォーマンスをするために、自分の生活や習慣を最適化していく強さを感じました。それがプロのフットボール選手と言えばそれまでなんですが、選手として長く活躍し、成長していくためにいかに誘惑を断ち切り環境を整えていくか、また前に進むモチベーションを維持していくためにこういうことをやっているということがわかりやすく述べられています。
さほど面白味のないことが書かれていると感じる方もいるかもしれません。
ただ私はこういう当たり前のことを積み重ねていく人の凄みみたいなものを強く感じました。
行動の源は心でありますが、その心をうまく整えていくために行動を選択していると言えるのではないかと思いました。
芯をつくる
偉大な選手と言えども一人の人間です。
そういう自分を観察して、日々の行動を整えることにより、前向きな心を整える。
その行動の積み重ねが自分の中に芯をつくるのではないかと感じました。
エピソードもいろいろでてくるんですが、当たり前のことを当たり前に実施して、時に言わなければいけないことは遠慮なく主張する。
こういう人って、世の中にいそうでいない。
当然書かれていることがすべてであるとは思いませんが、長く日本代表のキャプテンマークを巻かれていたのは、こういう価値観をもっている方だからではないか。
早起きエピソード
本の中で、眠りにつくまでの準備という項目もでてきます。
このブログ的にはすごく参考になる項目です。
ただ、私が個人的に気に入っているのは、次のエピソードです。
腕まくりをして汗を流しているおじさんを見ると、僕は何だかすごく熱くなる。きっと早朝から家族のためを思って頑張っているんだろうな。自分もああいうカッコ良さを身につけたいと思って、小さなことに悩んでいる場合じゃないとエネルギーがわいてくる。あとはお母さんが小さい子どもを自転車に乗せて、一生懸命こいでいる姿も好きだ。僕はこのシーンが女性の魅力的な瞬間のひとつだとも思うし、パワーをもらえるのだ。僕は気がつかないだけで、日々の生活は頑張っている人々の姿であふれているのだと思う。自分のことでいっぱいいっぱいにならず、そういう姿に気がつける自分でありたい。
心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 長谷部誠
まとめ
日本代表でバリバリご活躍されていたころに読んでいたら、多少見方が変わったかもしれません。
しかし時間がたってから読んでよかったなと思う気持ちもあります。
今後のご活躍にも期待する気持ちも沸いてきますが、この本からすごくいいエネルギーをもらった気もします。ぜひご一読ください。
明日も早起きします。
コメント