おはようございます。
これまで文学・歴史・社会科学・哲学・雑学など様々なジャンルを読んできました。
そんな中で良く受ける質問があります。
「どんな本読んだらいいの?」
という質問です。
あらかじめ、あくまで個人的にたくさん本を読んできた経験があるという前提に立ち、プロの本読みではないとお断りしたうえで、個人的な見解を記述させて頂くと・・・、
ずばり「まずはなんでもいいので読み始めること」
ジャンルについても別に文字に限らず、漫画でも芸術の写真集でもなんでもいいです。
そんなこと言ったって、無駄に本読みに時間をかけたくないし、効率的に時間を使いたいしという意見もあるのもわかります。
ではなんで読み始めればいいのか・・・。
無駄に思えることが近道になることがある
なんでもいいと言いましたが、特に重要なのは構えずにまず読書していくことです。
ですので空き時間や朝の10分にまずは読み始めることで習慣をつけることだと思います。
よく「人生を変える一冊」とか言いますが、そんな本には出合うことはほぼありません(笑)
読み始めることで合わなければやめればいいし、面白ければ、読み進めればいいと思います。
運よく一冊読み進められれば、その本の巻末に類書の紹介などがあったりします。
また同じ作者の別の作品を読むということもできます。
また読んでみて興味がわかなければ、その本の表現やその作者の価値観、またはそのジャンルに興味がないということがわかります。
次からはそのジャンルを選ばなければいいということです。
ただ読書をしなければ、そういったこともわからないわけです。
最終的には、数冊に集約される
そういう考えのもと、かなり無駄な時間を割いてきたような気もします(笑)
ですが、読書する中で分かったことは・・・
本を書いた著者も誰かの書いた作品の影響を受けており、またその影響を受けた誰かもまた違う誰かの書いた著作の影響をうけている。
そういったことをどんどん追いかけていくと、時代がどんどん遡っていき、最終的には古典に行きつくということです。
読書をしていると感じることですが、同じことを違う表現でしているなということによく出くわします。
その作者の経験や人格や個性などによってAということに関してもたくさんの表現があるのに気づきます。
そのエッセンスをたどっていくと、数冊の著作にたどり着くことが多く、また自分の価値観と照らし合わせていくと、10冊以内の数冊にたどり着くというのが結論です。
ただこの数冊にたどり着くためにかなりの数の読書をしながら、自分と対話していく必要があります。
人間はその時々で価値観も変化しますので、数年前に読んだ本が今読むと全く違った捉え方になることもあります。
そういう一見無駄なことも無駄だとわかる必要があったということになります。
読書を続けることは自分を知ること
本を読み続けるということは、絶えず本の提案してくれる内容と自分の価値観を照らし合わせることとなります。
これは合わないな、これは自分の価値観と近いなということを問いかけ続けるということです。
そうなると、自然と自分がよくわかってきます。
日々生きていると自分のことがわからなくなることがあります。
そういったときに読書に立ち返り、自分とはこういう人間で、こういうことを大切にして、
これに時間を使いたいんだと再認識することができます。
それが自分がよりよく生きていくことにつながるというふうに私は考えています。
ですので、まずは読み始めること。
そして最終的な自分の本を数冊発見して、それを精読していくこと。
こういったことが読書の上では大事ではないかなと私は思います。
明日も早起きします。
本日もありがとうございました。
コメント